概要
第二次世界大戦のときに、イギリスの天才たちがドイツの暗号を解くまでにいたったストーリー。
暗号に対する技術的な知識がなくても興奮する話だ。
人気作品に多くみられる、誰が見ても面白さが伝わるストーリー。
詳細
★以下、ネタバレを含む★
主人公は少々変わった人で、いわゆる天才と呼ばれる特徴をもっている。
故にまわりとうまくいかない日々が続き、トラブルになることもある。
しかし、ライバルである他の天才たちと、とあるイベントを境に共通の目的意識をもつことで協力することになる。
最後には、ドイツ(ナチス)の暗号「エニグマ」をついに解読することに成功する。
ストーリーとしてここで山場を迎えることになるが、個人的には、ここから先の話が印象的だった。
主人公をはじめとした天才たちのチームは、敵国の暗号解読が成功したことで称賛を浴びるはずであるが、
戦争まっただなかなのでこれを騒ぎ立てるわけにもいかず、当人たちの死後にようやく評価されることになる。
戦争の勝敗に大きく関わる働きをしたものの特に評価されることなくこの世をさってしまうのだ。
(暗号解読後は、責任者から「解散」そして「他言無用」とだけ伝えられる)
戦時中に大業をなした人たちの中にも、このように当時評価されることなくこの世を去った人も大勢いたのだろう、と感じた。
メインスーリーも楽しめるし、最後のもやっとした感じも楽しめる作品だ。
コメント