はじめに
現在、新型コロナ感染拡大予防のため、政府より緊急事態宣言に基づき外出自粛が発表され、ほとんどの人が外出自粛をしているだろう。
また、身の回りのあらゆるニュース媒体(ネットニュースやSNS等アプリ)では、連日感染者数を報道し収束する気配がないイメージをもってしまう。
今回は、身の回りの怖いニュースを取り入れることで、必要以上に不安にならないような心持ちを、本とととにご紹介する。
恐ろしい情報の量と頻度に圧倒されてしまう
緊急事態宣言が発表される直前では、同宣言により事態が良い方向へ向かうことが期待されていた。しかしながら、同宣言が発表され、さらに、宣言対象地域拡大までしたにもかかわらず、事態の収束傾向にある報道はされていない。
それどころか、下記を考えると、事態は悪化しているようにすら感じてしまう人が多いのではないか。
- 目に見えるかたちで効果が実感できていないこと
- 連日の「感染者は過去最高の●●」報道が怖い
情報は正しく見ないとただ不安になってしまう
以前に読んだ本に、下記のようなことが書いてあった。(本については下部参照)
- 人はみな不安になりたがる
- 悪いニュースが広まりやすい
- 悪い情報ほど過大に伝わる
この本では、「情報を正しく理解する」ことを念頭に、様々な面から、人がもともと持ち合わせるネガティブ本能を指摘している。例えば、ネガティブな下記については実は年々減少している。
- 奴隷精度
- 航空事故死者数
- HIV感染
- 乳児死亡率
- 大気汚染
- オゾン層の破壊
- 飢餓
- 世界中の貧困層 等々
逆に、増えているポジティブなことは以下があがっている。
- 自然保護
- 女性参政権
- 識字率
- 小児がん生存率
- 絶滅危惧種の保護
- 安全な飲料水 等々
ポジティブなニュースよりもネガティブなニュースの方がウケるため、ネガティブなニュースが報道されやすいのだと言う。
今回のウイルス感染騒動では、自分でできることはちゃんとやる、自分ができないことに不安を感じてしまい、ストレスへ繋がる。これは精神衛生上よくない。自分が感染してしまうリスクをなるべく減らしたいのはもっともだが、かといって、まわりの人が自分の思い通りに動いてくれることはあまりないだろう。本当に排除したい不安・リスクならば、自分ができることを増やしていくことが最短なのかもしれない。
【本の紹介】FACTFULNESS(ファクトフルネス)
データを基に世界を正しく見る習慣 と題されている本だ。
世界中で有名な本であり、ロングセラーなものだ。
「マスメデイアの報道に振り回されるべからず」といった意見はよく耳にするが、本書では、それがもっと世界的なエピソードをもとに書かれており、ぜひ一読いただきたい。
今回のコロナで毎日のように報道されるニュースを見ていると、このFACTFULNESS(ファクトフルネス)を思い出した。
では、また。
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